人・物・金の一極集中化から文化が競争し、淘汰され、「スタンダード」が形成されます。テレビがスタンダードを全国に発信しますが、その”共通の認識”が”全”にすり替わってしまっています。また、”全”の尺度が”金”であり、”個”から”全”が生まれていないのが現状です。
東京(その他大都市圏)への一極集中化・・・人・物・金が集まっています。
それは国会議事堂が東京にあることから新聞社、テレビのキー局が全て東京に存在することが原因です。
(Wikipediaより抜粋)
※番号は新聞社とテレビ局のグループ
①読売新聞
・所在地
東京都千代田区大手町1-7-1
大阪府大阪市北区野崎町5-9
福岡県福岡市中央区赤坂1-16-5
①日本テレビ
・所在地
東京都港区東新橋一丁目6-1
②毎日新聞
・所在地
東京都千代田区一ツ橋1-1-1
大阪府大阪市北区梅田3-4-5
愛知県名古屋市中村区名駅4-7-1
福岡県北九州市小倉北区紺屋町13-1
②TBS
・所在地
東京都港区赤坂5-3-6 TBS放送センター
③産経新聞
・所在地
東京都千代田区大手町1丁目7-2 東京サンケイビル
大阪府大阪市浪速区湊町2丁目1-57 難波サンケイビル
福岡県福岡市中央区渡辺通5丁目23-8 サンライトビル
③フジテレビ
・所在地
東京都港区台場2丁目4番8号
④朝日新聞
・所在地
東京都中央区築地5-3-2
大阪府大阪市北区中之島2-3-18
愛知県名古屋市中区栄1-3-3
福岡県北九州市小倉北区室町1-1-1
④テレビ朝日
・所在地
東京都港区六本木六丁目9番1号
⑤日本経済新聞
・所在地
東京都千代田区大手町1-3-7
大阪府大阪市中央区高麗橋1-4-2
⑤テレビ東京
(株式会社東京十二チャンネルプロダクション)
・所在地
東京都港区六本木3-2-1 六本木グランドタワー
⑥NHK
・所在地
東京都渋谷区神南二丁目2番1号 NHK放送センター
目次
テレビから生活のスタンダードが生まれる
一極集中化した大都市圏で様々な文化が競争し、淘汰され、人気の残った文化がスタンダードになります。
人気に乗っかる形で人々はそれを模倣し、文化もある程度一極化すると思います。
その内容を情報化してテレビから全国へ発信されます。
そして全国的に生活の「スタンダード」が形成されます。
スタンダードの影響・・・みんながやってるから。集団効果。企業による商品の宣伝戦略。
テレビや新聞の広告が幸せのモデルを人々の中につくりました。
一極集中化
テレビで見る東京へのあこがれから東京へ人・物・金が集中し、一極集中化からの新しい暮らしの形ができました。
そして一極集中化(一括生産による費用の削減、物流コスト削減)からの全国展開に経済活動が移り変わっています。
各地域の個人経営の商店が減り、大型ショッピングモール、コンビニが全国展開して増加しているのが現状です。
経済活動の核が大都市圏に一極集中化しています。
技術の進歩は生活を楽にしたか
技術の進歩により、生活は楽になったように思われますが、第三次産業(IT業界や、サービス
業等)の増加により、コスト削減が重視され、生活を支える為の収入を稼ぐ仕事の方は難易度が高くなりました。
IT事業の発展は個人の運動神経系へのシステム機器は非常に生活を便利にしました。
経済活動等の大規模な人間の行動に対しては、情報化して物流システムなどの無駄なコストの削減を実現しますが、個人の生活が豊かになる訳ではありません。むしろ外からの抑圧により気苦労が増えるのではないでしょうか。
個人から全体がつくられない社会
経済活動の中の”全”というものが”金”という尺度で扱われており、個々人の総和という尺度からは扱われていません。
経済活動についていえば、”個”から”全”がつくられていません。”金”から”全”がつくられています。
テレビ、紙媒体のマスメディアの特定の少数の送り手が不特定多数の受け手に対して情報を伝達します。
テレビのつくった共通認識が”全”になる
一斉に伝達される情報が視聴者の中に作った”共通の認識”が、あたかも個々人の総和という尺度を持った”全”にすり替わってしまっています。
“共通の認識”から発信される広告情報は給与所得者である個人の消費者へ”金”を何につかうかの選択肢を与えるための情報です。(個→金)
生活に流通している情報は組織から不特定多数の個人への”共通の認識”をつくる情報ばかりであり、”個人の実態を尊重した”情報が個人の生活に浸透しなくなっています。
人間個人個人としての全は数値化できません。人間個人個人は数値化された”金”にひっぱられる拘束のもとで生活しています。
終わりに
世の中は平成時代にかけて、情報の扱いにより活動様式が”アナログ”から”デジタル”へと変換を遂げました。
さらに令和にかけて個々人の生活はどう変わっていくのでしょうか…。
どうすれば個人が救われるのかは私の知恵ではわかりません。
しかし、個人の為になる情報をお届けしたいと思います。